
辺境の老騎士バルド・ローエンは旅に出た。
https://yanmaga.jp/c/old_knight_in_frontier/
愛する者の為、美味しい物の為、そして死にゆく為に。
だが彼は知らない。
それがのちの世に語り継がれる
大冒険の始まりになろうとは──。
支援BIS (原作) 菊井森生 (著書)辺境の老騎士バルド・ローエン1~4巻のレビューです。
出会って2秒でまとめ
オススメのポイント1:自由な主人公が心地いい
「小説家になろう」で連載終了しているこちらの作品。キャラクターに魅力のありと情緒豊かな表現のストーリー進行で、心に残る名シーンの多い良作。
騎士として人民のために、仕える家のために忠義をもって生きて来たバルドローエンが自分のために終活の旅をすると言った内容になります。
産まれ出てきたモノは、必ずその形を無くす。人が最後に望むものは自由である。と言うストーリーがとても心地よい内容となっています。出会いと別れは表裏一体。大切にしてきた姫との繋がりのある事柄でさえも、執着する事無く手放せるのは、懸命に生き、後は死を当たり前のように受け入れた騎士として生きた彼だからでしょう。
オススメのポイント2:文章が美しい
お懐かしいバルド・ローエン様
まず初めに、おめでとうと言わせてくださいね。
ついにあなたは、広い世界に飛びだされたのですね。
不思議な成り行きで、あなたはテルシア家に仕えてくださることになり、
赤心と自愛と勇猛をもって、この地の民を案じてくださいました。
あなたの武勇と気高さを知らぬものはおりません。
でも、本当のあなたさまは、
織に閉じ込めてはおけない、自由な鳥のようなおかた。
心のどこかで、いつも高く遠い空に焦がれておいででした。
支援BIS (原作) 菊井森生 (著書)辺境の老騎士バルド・ローエン 3巻P137~P138より引用
バルド・ローエンが仕えていたアイドラ姫からの手紙の一部です。コミックの中にバルド・ローエンの若き日のエピソードはそれほど出てきません。しかし、彼を前にした民の態度や、上記のような手紙から観て来ていないにも関わらず、バルドローエンの人柄に惚れてしまうのは、やはり文章や表現が美しいからでしょう。
オススメのポイント3:バルド・ローエンのかっこよさ
共に人生の旅をしてきた愛馬とのエピソードもある3巻はとても感動的です。もう、3巻まで読むと自分がバルド・ローエンの愛馬「スタボロス」と一緒に旅をしてきたかのような錯覚を覚えます。

過去の闘いでは、民を守るために味方の馬が死んだ時にはおとりにしてても民を守ってきたバルド・ローエンの本音です。(この世界には野獣や魔獣がいます)
人生の最後には愛馬の死体を守って死ぬのもいいだろうと「スタボロス」に話しかけるバルド・ローエン。そんな愛馬の死の描写もとてもアッサリとしています。

これだけ。でも、言葉少なな方が伝わる事ってあるよね。

亜人種のゲルカストとの交流も心に残るエピソードの一つですね。剣を持って強かったり無敵だったりはしません。老騎士なので体力もなく時には右手が動かなくなる事もあります。でもそこは年の功というか、全てを一旦受け入れる長く生きて来がた故の心の広さ、寛容さがとても魅力的です。自分の死さえも受け入れるとこうなるのか。と。とてもカッコイイ。
現段階では小説は完結。コミックは4巻まで出ています。4巻の最後で旅を共にする、「ゴドン・ザルコス」が出てきます。これは・・・・。
薄々感じてはいましたが、
バルド・ローエン=スネーク(声:大塚明夫)
ゴドン・ザルコス =イスカンダル(声:大塚明夫)
こういうことか・・・・・・。

イスカンダルですやん。
まとめ:ストーリーが美しく、主人公が男らしい。
そんなのが好きな人にはおすすめ!小説で読むのも良いかもしれない。小説家になろうで連載していた時の挿絵を描かれているマタジロウさんと言うイラストレーターの絵がコミック版のキャラデザになってると思われますが、挿絵のイラストがとても素敵なので合わせて検索してみてください。
辺境の老騎士 バルド・ローエンはソニーのReader Storeで1巻無料でよめますので試してみてはいかがでしょうか?